wordisword’s blog

社会を毒する日本語

ひっこんでろ日本!桓武から令和まで。

f:id:wordisword:20200224121129j:image
國語のみだれは、國のみだれ。

コトバのみだれは、社會のみだれ。

「國」---ゲシュタルト崩壊してませんか?


◆漢字移入の最初から、

和人は 当惑混乱して ゐたであらう。

列島のとなりに、

Latin(ラテン)MoJi(文字)をつかふローマ帝國が位置してをれば、

表音文字たるRoman Letter(ローマ字)をとりいれて、

すへながく、WaGo(和語)の文化を はぐくんだであらう。


しかし、現實に大陸にあつたのは「漢」であり「唐」であつた。

この運命は、いたしかたなかつた。

かくて、書籍のみの移入は、

漢字の讀み(HatsuOn)を

無視することになつた。


そして、

もつと おそろしいことに

氣づかずにゐた。それは

🏴‍☠️「そとつクニから

はいつてくるものに

圧倒されたときは、

本質部分は そぎおとし

皮層部分のみをうけいれ、

それに権威をあたへ、

さらなる モテアソビを くはへる」

といふ心性である。

この心的傾向は

ほねがらみの性分として

以降 すべてのタコツボ組織集團に

定着してゆく。

まるで  新藤兼人の「鬼婆」にでてくる

鬼の假面👹のやうに。

 


その つねにむかふ末路は、

組織集團の leaderと部下成員

全てにおける「思考停止」状態である。

日本人の 行動規範を

したざさへする心的性向には、

この「思考停止」の本性が

ねづいてゐる。そして

その性向は、顔にはりついた

假面のやうに  癒着して

なほかつ、さう なつてをることに

自ら氣づかぬやうになつてゐる。

 


それゆへ、我が日本の文明文化は、

WaGoの発音を永久に記述できぬ

「奇形」文字を

捏ねくりまはす心性に

こびりつかせてきた。

それは、いきものの自然な成長を

うながすのではなくて、

成長の範囲や方向をおさへこみ、

あるべきスガタ へ

そだたぬやうに矯める

「盆栽」や「纒足」に  にてゐる。

かへすがへすも残念至極である。

たつた 26 letters だけで

すべての發音を記述できるのに、

わざわざ、子音母音の表記もできぬ

ひら假名カタ假名、計100文字を

あみだし、いまもなほ

これに執着してゐる。

おほよそ 人類すべてのコトバは

クチから發せらるる こゑに

全面的に のせられて あいてに

つたへられる。

これを自然言語といふ。

 


DaiTaSuh(大多数)の日本人が 失念してゐることは、

「コトバとは OnSei (音声)である」といふ基礎概念である。

そんな DaiTaSuh を代表して 陳述なすつてをられたのが、

水村美苗あねご でございました。

以下引用、

 


「……だが、西洋語のカタカナ表記の氾濫は、ああ、

もしもこの日本語が西洋語であったら……という、

西洋語への変身願望の表れでしかない。

そもそも政府からして、翻訳語を考え出すこともせず、

西洋語のカタカナ表記を公文書に使って平気である。

(改行/引用者)恥ずべきコンプライアンス*1

(改行/引用者)しかも、このような日本人が

日本語にもつ自信のなさを、いやましに深めたのが、

「西洋の衝撃」を受けたあと日本にじわじわと浸透していった、

誤った言語観で、一言で言えば、〈書き言葉〉とは、

話し言葉〉の音を書き表わしたものだと言う言語観である。」

(『日本語が亡びるときちくま文庫版 p.368)

引用おはり。

 


この段落をよむだけで、

水村あねごの コトバをあつかふ proffessional としての基礎知識が、

致命的に 錯乱してゐることが

了解できる。

 


言語學では、

漢字は象形文字から派生した

音節表語文字であつて、

漢字そのものに

語の發音を示す記号文字が

そなはつてゐない。

(會意字における「音符」はあるが、

もとの字義からはなれる傾向がある。)

それで、共産党國家となつてから、

Latin字から借用した

「拼音」を導入するしかなかつた。

この動向を わきにみつつ、

しかし、少数の有識者をのぞいて

DaiTaSuh の日本人は

「漢字假名まじり文」の異常性に

氣づかうとも しなかつた。

あまつさへ、

簡体文字の一部にみられる

過度に簡略化された漢字を

揶揄する始末。

 


第二次世界大戰に踏み込んで、

無駄に多大の犠牲者を出した参謀本部は、

America(聯合國)の植民地となる覚悟であったか?

平成日本の社會狀況や

政府國會中央官庁の奴隷ぶりを見れば、

開戦の本義『座して植民地化を待たず』といへども

ヤマト魂を よろしく保守するためにも、

早々と降伏してをれば、

ここまで堕落することは なかつたであらう。

しかるに、現下の日本の奴隷根性はヒドすぎる。

従米従中の支配層と 一般国民の分断が、

隠蔽されたままである。

 


それもこれも

「漢字仮名まじり文」を優美卓越とする

日本社會の過半が

体制迎合・忖度奴隷根性を

本性としてゐるからである。

 


🏴‍☠️「そとつクニから はいつてくるものに圧倒されたときは、本質部分は そぎおとし 皮層部分のみをうけいれ、それに権威をあたへ、さらなる モテアソビを くはへる」

といふ「思考停止」の本性が、ここにも 露呈してをる。

 

*1:=屈従